私は「ICO」は未プレイで、「ワンダと巨像」だけやりましたが・・。
「ICO」をプレイした身内からはとても不評なんです。「ストーリーが無い。」って。
確かに「ワンダと巨像」はストーリー性が希薄でしたが、私はそこがいいと思います。プレイヤーに想像の余地を残しておく所が。
「ICO」は「ワンダと巨像」と比べてそれほどストーリー性に富んでいたのでしょうか?
まぁ、端から見て暗喩の多そうなゲームだなとは思いましたが。(角の生えかけた少年が少女を守る、という所とか)
確かに、ICOは、表面上だけみると、ストーリーが薄いかもしれません。
女の子は、全く喋らないし(喋っても言葉が違う)、無力な女の子を守りながら、城から脱出するだけの話です。
決して、ワンダと巨像のように、すごいアクション!というわけでもなく、他のゲームみたいに、激しいわけでもない。
凄く静かなゲームです。
しかも、女の子さえいなければ、ゲームオーバーにならないのに!ということも、ありました。
しかし、全てを説明しない、多くを語らないからこそ、このゲームの良さだと思います。
このゲームのストーリーが有るか、無いかは、やる人の見方に代わると思います。
最初は、影(敵)にあっけなく、少女が連れ去られ、なんどかゲームオーバーをしました。
「うわぁ、この女の子めんどくさっ!」とも、思ったことも。。
しかし、やっていくうちに、自分が少年自身になっており、なぜだか、この少女を守ってあげたいとも思ってきました。
と、いろいろ語りたくもなりますが、つまり、少年になりきり、ストーリーに対しての受け取り次第で、浅いか深いかは変わると思います。
私は、やってとよったと思ったゲームです。
最後、ほっこりとし、暖かい気持ちになります。
私は「ワンダと巨像」をクリアしてとても感動したので直後に「ICO」も買ってしまいました。
舞台が閉鎖された城内で、イベントシーンをたびたびはさむのでワンダよりはメリハリがあるように感じました。
しかし人物・世界の具体的な説明は無いので、ICOも語られない部分を想像で楽しむゲームだと思います。派手さは無いですが想像の余地はありまくりなので、ワンダがお好きな方なら絶対楽しめるでしょう!
ICOは女の子と言葉が通じないので女の子が何を言っているのか分からないもどかしさが素晴らしいです。(2週目をプレイするとプレイヤーは女の子のセリフを字幕で見ることができます)
基本的にか弱い女の子と手をつないで行動するので、最初は面倒だなぁと思っていたのですが話が進むにつれて不思議な庇護欲がわいてきます。絶対2人で脱出してやる!的な(笑)。「手をつなぐ」というアクション(コントローラーが揺れる)がそう思わせるのかもしれません。
ワンダで「巨像を倒すことは果たして正しいことなんだろうか?」とプレイヤーが思うように、ICOでは「果たして女の子は逃げたいと思っているのか?イコの思い込みではないのか?」という思いが生まれます。人物の心情を想像するのは楽しいですね。
ICOのラストは友人の間では賛否両論でしたが、ワンダで泣いた後にプレイした自分としては満足でした。
結論:ワンダもICOもどちらも切なくて面白いです!! 人喰いの大鷲トリコも楽しみです。
両方プレイしましたが、ICOがそれほどストーリー性があるとは思いませんでした。確かに何カ所かドラマチックな部分がありましたが、ユーザーに想像させる部分が多いゲームですね。あとゲーム性ですが、出てくる敵から少女を守りながら進んでいくことが大半で、それほど手に汗握る部分はなかったと思います。謎解きをする部分はありますが。
ワンダと巨像は、巨像との戦い自体がドラマでしたね。エンディングも印象的でしたが、やはり巨像との戦いがメインです。謎解きもそれに含まれていましたし。
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